1901年に予測された100年後の世界

 

世界は日々変化している。

 

長期的な大きな潮流もあれば、

大きな流れに抗した流れ、

さざ波程度の取るに足らない変化もある。

 

世界の大きな潮流を読み取り、

その流れに掉さし、

各々の得意な分野周辺に落とし込む事が発展に繋がるものと思われる。
ここでは

■約100年前の1901年1月(明治 34 年 報知新聞)に予測された100 年後

および

■2001年に示された21世紀の科学技術の展望(科学技術庁)を紹介。

 

夢・願望が将来の予測となっているものが多い。

 

人間の持つイメージする力と実現する力を感じ、

大きな潮流を鳥瞰しつつ

これから、自分たちの生きる100年先の未来をイメージし

楽しんでもらえたら嬉しいです♪

 

 

過去1901年における100年後の予測(報知新聞)
明治 34 年(1901 年)・・日露戦争の 3 年前に予測されたものである。
※百年前の二十世紀(筑摩書房、横田)より抜粋

 

  1. 無線電信・電話の一層の発達
    当時、東京にいながらニュウヨーク、ロンドンと話が 。地上と飛行機も話が。
    初めての外国語は日本語(日本語でも通じるかと)。
    声が伝わるなら荷物もと 風呂敷を電話線にひっかけたという笑い話も。
    これは携帯電話が当時の固定電話からの飛躍的進化ですね。
  2. 遠距離写真
    あくまでも写真でテレビは予測されていない。
    写真を写されると魂をすいとられるという時代にカラーも予測。
    (この予測の場合 現実が予測を追い抜いたことになる)
  3. 野獣の滅亡
    滅亡の危機にはなっていないが 絶滅種も。
    楽しみのために獣狩りした時代。 幅広くものを見ている。
  4. サハラ砂漠の開発
    開発され緑化が進み 中国、日本、アフリカで文明が発達すると予測。
    当時日本は発展途上、中国は植民地状態、アフリカは植民地であった。
    最近では、人口の葉緑体の開発も行われているのでもうすぐ?
  5. 七日間世界一周
    男女をとわず 1 回以上世界旅行をする予測。
    当時 80 日間かかった。 現在は 7 日間 それ以下でも一周は可能。
    映画「80日間世界一周」は当時の交通手段とライフスタイルを感じれる秀作。
  6. 空中軍艦・空中砲台
    空中戦争の予測をしていた。
    当時は飛行船が発達。飛行機はまだ飛んでいない。
  7. 蚊および蚤のたぐいは滅亡
    衛生事業が進歩して。まだ撲滅していないが蚤、しらみ当時に比べ減ったことは確
    か。 予測の一つにはいっており 当時蚊、蚤、しらみが多かったことが伺われる。
  8. 暑、寒しらず
    エアコンを予測しておりズバリである。
  9. 植物と電気
    電気で野菜を成長させ空豆はみかん大に、グリーンランドに熱帯植物が生育すると
    予測。 (半部分あたり、半分はずれ・・電気の温室栽培は予測されたが、
    バイオテクノロジーは予測されていない。)
  10. 人声十里に達す
    伝声器が改良。十里(約40km)の距離を隔てて男女は愛を語ることが可能
  11. 写真電話
    SkypeやLINEをはじめ動画電話は無料で使うのが当たり前になってますね。
  12. 買い物便法
    遠距離品の鑑定が出来、地中の鉄管を通して配達される。
    テレビショッピング、インターネット販売などがこの予測にあたっている。
    なんといっても、Amazonの進化と普及はすごい。プライムだと1時間後に来る時代。
  13. 電気の世界
    当時は電気はあったが極めて高かった
    盛りそばが一杯 1銭。電球 1 個 1 円。その電気代 1ヶ月が 1 円70銭。
    その時代に 電気万能の時代を予測した。
  14. 鉄道の速力
    東京―神戸 二時間半と予測。具体的でずばり的中!
    当時東京―神戸 は蒸気機関車、急行で 17 時間 22 分。
    明治 初期当時は汽車の乗り方がわからず、列車が出た後ホームには
    下駄や草履が散乱していた。
    列車にトイレはなく、窓から小用したひとは 10円の罰金、おならは 5円
    (10円は当時の巡査の1ヶ月ぶんの給料)
  15. 市街鉄道
    馬車鉄道、鋼索鉄道(ケーブルカー)から 空中・地下鉄道へ
    車輪はゴム製 。高架鉄道、モノレール、地下鉄を予測したものと思われる
    (当時イギリスには地下鉄が存在したが、このように地下鉄発達を予測した
    のはさすがである。)
  16. 鉄道の連絡
    五大洲を貫通
    日本では本州、九州、四国、北海道 イギリスとフランスなどいろんな
    ところで繋がっているが 五大洲は繋ぐことにはなっていない。
    この予測は当たらなかった。
  17. 暴風を防ぐ
    気象観測の発達。暴風には大砲を空中に発射して雨にする。 地震はふせぎよう
    がないと予測・・半分当たっている。
  18. 人の身幹
    外科手術と運動術により身長180cm以上。
    当時150cm、現在170cm。運動術はともかく外科手術はあたっていない。
  19. 医術の進歩
    電気針、顕微鏡、X線で治療。 内科の領分は 殆ど外科手術に変わると予測。
    レーザー、X線は飛躍的に進歩したが、内科が外科に代わるは当たっていない。
  20. 自動車の世
    馬車は廃止。自動車が安く買える。馬は物好きに飼育される。
    自動車専用道路、大気汚染、騒音公害を出すと予測。鼓膜が厚くなる。
    当時 車は国内に4~5台。・・よく当たっている。
    これから100年後は果たして?
  21. 人と獣の自由会話
    小学校に獣語科、お手伝いさんの仕事の多くは犬がこなす。
    最近バウリンガルとか獣との会話の話もあるがまだ。
    盲導犬やら警察犬、麻薬捜査犬など人間以上の活躍をしている。
    獣とではなく機械との会話が進んでいる?!
  22. 幼稚園の廃止
    人間の知能が遺伝により非常に発達。過程に無教育なひとはいなくなり
    幼稚園は不要。大学を卒業しないと一人前とみなされない。
    ・・後者は逆説的には的中。でも、これからは・・・
  23. 電気の輸送
    日本は琵琶湖の水、アメリカはナイアガラの水で発電し全国に輸送。
    ・・これは当たっていない。

 

完璧に予測が当たったものから、

半分ぐらい的中したものが殆どで、的中率の高さは驚きである。

 

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未来21世紀科学技術の展望
各分野の専門家(企業、大学、政府研究機構の研究者、技術者)約1200名の「21世紀中に実現する、あるいは実現して欲しい新技術や、これに伴う生活や社会の根本的な変化など」についての意見をまとめたものである。(科学技術庁 科学技術政策研究所の 標記レポートより)

 

  1. 遺伝子技術の発展
    DNA、蛋白の解析が進み疾病因子の少ない人類に進化。
    低酸素、放射線、低温、高温に強い人体へと遺伝子レベルで処置。
    食料問題より人類の小型化。
    化学合成による人口生命体が実現する。
  2. 脳科学の発展
    脳メカニズムが解明され 直接記憶、再生など人間の思考を支援する。
    盲目の人の支援のため視神経、脳に直結した 物体を認識するデバイスの開発。
    人間の脳機能を超えるコンピューターが開発され創造的活動を行う。
  3. 医療の変革
    ・再生医療の一般化:元々の身体、クローン臓器、人工臓器からなり本当の自分は
    なにかと問題になる。
    ・長寿化:全ての病気が治療可能となり、老化速度の制御が可能となる。
    ・健康の自己管理: 体内に常駐するマイクロ機器により健康管理
    ・マイクロロボット治療: 体内に入り検査・治療するマイクロロボットが外科手
    術に代わる。
    ・生体を超える義手・義足: 神経に直結して制御できる義手、義足ができる。
  4. 食料問題
    ・遺伝子技術の安全性が確立され食糧問題が解決される。
    ・人工光合成など遺伝子技術によらない食糧生産が可能になる。 (倫理、安全性
    から遺伝子技術は発展せず・・)
  5. 循環型社会・経済の形成
    ・バイオマス社会: バイオマスを原料、エネルギー源とする有機工業社会が到来
    する。電子回路も有機半導体やバイオエレクトロニクスが主流となる。エネルギ
    ーもバクテリアによる水素・メタンの生産を利用した燃料電池などが普及。
    ・ナノテクノロジーによる完全循環型社会:物質(ゴミを含む)を原子レベルまで
    分解 物質や材料を合成する完全リサイクル技術が実現する。
  6. エネルギー供給
    ・宇宙からの送電技術の確立。宇宙太陽光発電所が実現する。
    ・太陽光発電の拡大:家屋の外壁・窓などが全て太陽電池機能 エネルギ供給の大
    半を占める
    ・原子力の未来:小型・安全な原子力発電が確立され、原子力が基幹エネルギー源
    として見直される。 核融合発電技術の確立(火力、核分裂式から置換わる)
    ・全世界電力ネットワークの形成: 常温超伝導ケーブルによる電力ネットワーク。
    ・蓄熱技術の発展:夏の熱を蓄熱 太陽熱の高効率利用
    ・巨大自然エネルギーの利用: 台風、地震、火山などのエネルギー利用技術が開
    発される。
  7. 人間の生活圏変化
    ・宇宙都市の実現: 月、火星、宇宙ステーションで生活、短期旅行者が相当の規
    模となる
    赤道上空の静止軌道基地と地表を結ぶエレベーターが出来る
    ・地下の利用:工業生産は全て地下 地表は食糧生産、生活の場となる。
    ・人間圏と自然圏の分離:人間の生活・生産の活動は100万都市が入る閉鎖空間、
    あるいは宇宙都市、地下都市、海底都市の中で行われ地球規模で自然が回復。
    ・シェルターに住む人類:大気汚染、オゾン破壊が深刻となり外気と隔離の閉鎖空
    間で居住するようになる。
    ・生物多様性の維持:維持・管理技術が発展し絶滅種がなくなる
  8. 20世紀の負の遺産の処理
    ・環境を修復・改善する生物:不毛の地の緑化植物、汚染の浄化植物、生物サイク
    ル技術が実現
    ・温暖化ガス対策:二酸化炭素の深海、宇宙への投棄、バイオ技術による固定(サ
    ンゴなど)が確立される。
    ・オゾン層の修復:可能になる。
    ・地雷除去バクテリア:地雷を無力にするバクテリアが開発
  9. コミュニケーション
    ・音声言語によらないコミニュケーション:脳の活動状態を検出・解読
    脳と装置が直接送受信 動物とのコミニュケーションも可能に。
    ・空間映像技術:空間に立体映像を写す技術が開発される。
    におい、質感も提供する。 液晶デイスプレーは姿を消す
    ・自動翻訳を駆使した多様な言語の共存:80%以上の人が母国語で会話可能。
    経済・社会・文化交流が活発となる
    ・世界言語の統一:情報・流通が地球の隅々までとなり言語の統一がすすむ
    ・人間とロボットの共生:人間と同等の運動機能・知的判断機能を有するロボット
    が誕生し共生が始まる
  10. 政治
    ・コンピュータ化された民主主義:コンピューターによる最大多数の最大幸福の計
    算を信頼、合意する社会となる。
  11. 交通と旅行
    ・陸上交通機関の脱化石燃料化:燃料電池、蓄電池による電気自動車が主体となる
    ・新たな公共交通:個人の自動車から、自然エネルギー利用の公共交通機関が主流
    となる。
    ・空中移動の拡大:小型航空機が広く普及する
    ・宇宙旅行:宇宙旅行が一般化し、月、火星へのツアーが日常的となる
    ・深海旅行:1000mを超える深海への遊覧ビジネスが盛況となる
  12. 安全・安心
    ・自然災害の制御:モニタリング技術の進化による正確な予測、予知が可能、地震
    も時間単位で予知が可能となる。 気象・自然現象のコントロールが可能となり
    天災を未然に防ぐ
    ・犯罪防止:倫理観、道徳観の欠如、犯罪行動と脳機能の関連性が解明され対応策
    が確立
    ・ヒューマンエラーの防止:安全性を確保するためのシステム技術(人と機械を含
    む)が確立し人のミスに起因する事故が殆どなくなる。
    ・交通事故の解消:自動車の自動運転化とインフラの整備
    ・安全な輸送システム:事故を全く起こさない航空機などの交通システムが実現す
    る。

 

皆さんも 大きな夢を描き 可能性を信じて 追求してください